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本当のことを言えない 2008.09.29


 素人ですが、一言述べさせていただきます。

 中山さんが国交省大臣を辞任なさいました。一連の発言のうち、アイヌと成田のことについては謝罪撤回をなさいましたが、日教組の問題については譲りませんでした。極めつけは「日教組は教育の癌」とまで・・・。

 もちろん、最後の発言は辞任する胎でそうおっしゃったのでしょう。これを受け麻生首相は沈痛な面持ちで謝罪なさいました。そうせざるを得なかったのでしょう。両者ともお気の毒です。

 それにしてもこの手の辞任を何度見た事やら。藤尾正行氏、奥野誠亮氏、中西啓公氏、永野茂門氏・・・。

 ちょっと調べてみたら「閣僚失言の政治学」(川野徳幸先生)なる論文がありまして、それにこう書いてありました。

 閣僚が、差別的意味合いを持つ発言、日中戦争、アジア太平洋戦争における日本軍の行為を肯定するような発言、日本の核軍備を議論する必然を問う発言、そして憲法九条改正を議論すべきとの発言をし、かつ、その結果、外交問題となり、与野党内から批判の対象となり、マスメディアから頻繁に取り上げられる場合は、その閣僚発言は失言として政治の世界で理解され、政治的責任を伴う結果となる。また,閣僚が,政府の公式見解とは異なる発言をし、その結果、その発言をめぐり国内外で政治問題化した場合には、その発言閣僚は辞任という政治的責任をとらざるをえない。

 政治家は公人であり、中でも閣僚は公人中公人です。ですので、本当のことでも言っちゃいけないことだってあるのでしょう。でも、中山さんの発言は「言っちゃいけない」ことなのでしょうか?この国はなんだか、住みにくい国だと感じます。


 
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